ホツマツタヱ基本講座・原文

YouTubeチャンネル「たっしー&たー坊の雅流塾」 ホツマツタヱ基本講座に合わせた朗読用の原文です(^^)v

13 かもいと(あるやツヅ歌&あちちツヅ歌)


守議り 遣わす人は 

アマクニの アメワカヒコと極まりて

タカミムスビが カゴ弓と

ハハ矢賜いて向けしむる。


この神もまた 忠節ならず 

タカテル姫を娶りつつ

葦原国を 宣らんとて 

八歳経るまで帰らねば


名無しのキギス 問い下す

アメワカヒコが 門の前

桂の末に仕業見て

ホロロホロロと泣くを聞き


サクメが告げに

「名もなくて天を泣くや」と

ワカヒコがハハ矢を射れば胸通り

飛びてタカミの前に落ち 

ケンケンもなく血のハハ矢


タカミムスビはこれを見て 咎む返し矢

ワカヒコが胸に当たりて失せにしを

返し矢恐る もとおりや


タカテル姫の泣く声の天に聞こえて

両親の早ちに屍引き取りて

喪屋を造りて 仮殯(もがり)

送るカワカリ キサリ持ち 

ニワトヨ掃きし スズメ飯

ハトはモノマサ ササキ禊

トビ木綿祀り カラス塚

八日八夜 悼み喪をつとむ


タカテルの兄タカヒコネ 

アメに上りて この守姿 ワカヒコに 

ウルリ分け得ず 血族の者

「君は生ける」と 寄ちかかり 

八穂タマユラと惑うとき 

怒るアチスキタカヒコネ 


「友なればこそ汚地に訪う

吾を亡き身に過つは あら穢らしや」


腹立ちと 喪屋斬り伏せるアオバガリ

提げてカントを去らんとす


昔ナカヤマ道開く 

カナヤマヒコの孫娘 シタテルオクラ 

タカヒコの怒り解かんと短か歌 

詠みて諭せる


「アめなるや おとたなばたの 

うながせる たまのみすまる

みすまルの あなたまはやみ

たにふたわ たらずあちすき

たかひこねぞヤ」


この歌に続きも知れりタカヒコも 

怒りゆるめて太刀収めミトの雅を

諭さんと応えの歌に 


「アまさがる ひなづめのいは 

ただせとい しかはかたふち

かたふチに あみはりわたし 

めろよしに よしよりこねい

しかはかたふチ」


この歌は後の 縁のあう男女の

鴨糸結ぶ 雛振りはこれ




14 かしまだち(イヅモの国譲り)


この度は タカミムスビの 

臣枯れを除く門出のカシマダチ


天地神祀る 守議り

フツヌシ良しと 皆言えば

タケミカヅチが 進みいで

天にただ一人 フツヌシが

勝りて吾は勝らんや


タカギ勇みの ミカヅチや

フツヌシ副えてカシマダチ


イヅモキツキに カフツチの剣を植えて

蹲り なぢり問うなり


御誇りて欺く道を

成らざんと吾ら遣うぞ

その心 ままや否やや!


オホナムチ 答え問わんと

ミホサキの 釣りキギスのイナセハギ


天の答えを問うときに

コトシロヌシが 笑みす顔


吾 鈴明にて 両親に

ホロロ鳴けども 鉤の鯛ぞ


魚と斬るも 愚かなり 

タカマは民の 笑みす鯛

いとかけまくぞ


御言宣 吾が父去らば

諸共の 返事なせば またひとり在り

という間に 現わるる タケミナカタぞ


千曳き岩 提げて 誰か吾が国を

忍びしのびに落とさんや 


いで 吾が力 比べんと

取る手も岩のミカヅチが 捉えて投ぐる


あしかびの 恐れて逃ぐる シナノ湖

スワと言うとき畏みて 吾を助けよ

この処 他へは行かじ 背むかじと


言えば助けて 立ち返り

問えば答える オホナムチ

その子のままお 二守へ


吾が子去りにき 吾も去る

今吾去らば 誰かまた 

あえて慣れなん者荒らし


吾がクサナギのこの矛に 

平したまえと言いて去る


逆うは斬りつ 従らうは褒めて

諸守率いつつ 天に帰れば

コフの殿 政を執りて御宣言


汝 フツヌシ

天地自然の 通る導き 盛んなり 


またミカヅチは 姦断ち

稜威を顕す モノノベの涙柔らに

戻すより たまうカンベは「カシマ守」




15 やくもたつ(八雲立つ)


サホコの宮の 朝日神

拝みてい至るイズモ路の

道に佇む下民や 笠簑剣 投げ捨てて

何宣りごちの 大眼

涙は滝の落ちくだる 時の姿や八歳ぶり


「思いおもえば ハタレとは
奢る心の 吾からと」


やや知る今の ソサノオが

悔みの涙 叔父甥の血脈の過ち

償えと 嘆き歌うや


「天にふる吾が身のかさゆ血族の幹

三千日間で 荒ぶるおそれ」


かく三度 肝に答えて 情けより

さすがに濡るるイブキ神


血族の蹲え 共涙 駒より降りて

ソサノオの 手を引き起こす

血脈の縁り 天意得ることは後の忠節

功しなせば晴れやらん


吾を助けて一途に益人討たば

忠節なりと うち連れ宿るサタの宮


諸守議り ソサノオが

心を寄する血脈の歌

身の塵干れば 闇は消えて

賜ふヲシテは ヒカワ守


「ハタレ根を討つ 功しや

そこに本居を 開くべし」


八重垣幡も賜れば 再び上る

天晴れて敬い申す 貴し日より

スガワに築く宮の名もクシイナダなり


サホコ邦 変えてイヅモの邦はこれ

天の道以て 民寧く

宮成らぬ間にイナダ姫 孕めば歌に


やくもたつ いづもやえがき つまごめに

やえがきつくる そのやえがきは


八雲立つイヅモ八重垣妻籠に

八重垣作る その八重垣は


8 ことだち(イサナギ様とイサナミ様のお別れの言断ち)


ソサに来たりて 宮造り

静かに居ます キシヰ邦

橘植えて トコヨ郷

先に捨てたるヒルコ姫

再び召さる 花のもと歌を教えて

子を産めば 名もハナキネの人なりは 

いざち雄叫び 敷き蒔きや


世の隈なせば 母の身に

捨てどころなき世の隈を

吾が身に受けて諸民の 欠けを償う

御クマノの御山木焼くを除かんと

生む火の神の カグツチに

焼かれてまさに 終わるまに

生む土の神ハニヤスと 水ミツハメぞ


カグツチとハニヤスが生むワカムスビ

首は小桑に 臍は稲 これウケミタマ


イサナミはアリマに納む

花と穂のときに祀りて

ココリヒメ 輩に告ぐる


イサナギは 追い行き見まく

ココリヒメ 

「君これ な見ぞ」


なお聞かず 

悲しむゆえに来たるとて

ゆづのツゲ櫛 おとり歯を

た火とし見れば 蛆たかる

否や醜めき汚きと 足引き帰る 


その夜また神 行き見れば 

「かな真 入れず恥見ず 吾が恨み」

醜女八たりに追わしむる

剣振り逃げ 葡萄投ぐる

醜女取り喰み さらに追う

竹櫛投ぐる  これも神

また追いくれば  桃の木に

隠れて桃の実を投ぐる

てれば退く


葡萄ゆるく 櫛は柘植よし

桃の名を「大神つ実」と

イサナミと黄泉つ辺境 言断ちす


イサナミ曰く

「麗しや かく成さざらば 

千頭を 日々に縊らん」


イサナギも

「麗しや吾 その千五百生みて

過ち無きことを 」


守る黄泉つの辺境は

生き絶ゆる間の かぎり岩

これ霊返しの神なりと

悔やみて帰る元つ宮


否醜めきを 濯がんと音無川に禊して

八十曲がつ日の神生みて

曲がり直さん 神直日 大直日神

生みて身を 潔ぎよくして





9 みちびきの歌(イサナギ様の決意と枕詞)


天地君よ 別れ惜しくと妻送る

夫(追う人)は行かず行けば恥

醜女に追わす 善し悪しを

知れば足引く黄泉つ境


言断ち裂くる器あり

禊に民の調いて 弥真斗通る

足引きの千五百の御田の


瑞穂なる真斗の教えにカカンして

ノン天地国はデン弥真斗

引きて明るき葦原の歌も悟れよ

真斗の通らぬ前の足引きの


枕詞は歌の種

足引きはヤマ ほのぼのは明け

ヌバタマは夜の種

シマツトリの鵜

オキツトリ鴨と船なり 

この味をヌバタマの夜の歌枕

覚めて明るき前詞 心を明かす歌の道

禊の道は身を明かす


弥真斗の道の大いなるかな




10 みちすけの歌(アマテル大御神の岩室隠れ)


天が下柔して巡る日月こそ 

晴れて明るき民の父母なり

ソサノヲは岩を蹴散らしなお怒る

君恐れまし岩室に入りて閉ざせば 

光闇もあやなし


ヤス川の闇に驚くオモイカネ

松明に馳せ 子に問いてタカマに議り祈らんや

ツワモノヌシが真榊の 上枝は瓊珠

中つ枝にマフツの鏡 下和幣 掛け祈らんと

ウズメ等に日陰(蔓)を襷 粽鉾

朮を庭火 笹湯花 神蔵の戸の神篝火

深く議りてオモイカネ

常世の踊りナガサキや 技おき歌う。


橘の木 枯れても匂ゆ 萎れても良や

吾が夫アワ 吾が夫アワや 萎れても良や

吾が夫アワ


諸守は祝戸の前にかしまどり

 これぞ常世のナガサキや


君笑み 細く伺えば 

祝戸を投ぐる タヂカラヲ

御手取りい出し 奉る

ツワモノヌシが しめ縄に な返りましぞ


しかる後 タカマに図り

ソサノオの 咎は千坐の三キタ枯れ

髪抜きひとつ 爪も抜き まだ届かねば 

殺すとき ムカツ姫より清勅使に

ウケモノ祈り甦えす ハナコの四百サ

償のえば 清禍を明かせよ


ソサノオが仕業は  血族の虫なれど

清禍なく恙無からんやわや


詔を 諸が図りて天もどる

重きも血族の半ば減り

交わり去るとスガサアヲ

ヤエハイ求む下民の放浪やらいき


大御神 知ろしめされば天照らす

人の面も 楽しむに ミチスケの歌


あわれ あなおもしろ あなたのし

あなさやけ おけ さやけ おけ 

あわれ おもしろ

さやけおけ あなたのし


天晴れ あな面白 あな楽し

あな清気 汚気 清気 汚気

天晴れ 面白

清気 汚気 あな楽し


相ともに 手を打ち述べて歌い舞う

千岩谷震るとぞ楽しめば


これ神蔵に

天照らす大御神なり




11 サツサツヅ歌(ハタレ退治のまじない歌)


ハタレ魔の ハルナハハミチ

野も山も 変えて叢雲

炎吹き 棘矢のあられ 鳴神に 

味方帰れば 大御神

かねてサツサにウタミ付け 

投ぐれば治しむハタレ魔を 

サツサツヅ歌


流浪でも ハタレも鼻息 三つ足らず

カカンなすかも 手立て尽き

かれノンテンも 天に効かず

日月と吾は 天地も照らすさ


諸歌う ハタレ怒りて矢のあられ

神の手印に矢も立たず

いや猛け怒り火花吹く

神ミツハメを招くとき  

炎消ゆれば胸騒ぎ


逃げんとするを タヂカラオ 

ハタレハルナニ飛びかかり

力争い 押し縛る ハタレ魔もみな 

取り縛り 前に引き据え 垂れ上ぐる


君 「八尺瓊の勾玉」

セオリツは「マフツ八咫鏡」

アキツ「草薙八重剣」


ときにイブキド故を問う

ハルナ答えて僕に 根の益人が教えけり

功しならば邦つ守 これソサノヲの詔なり


ときにイブキド マフツなら

鑑みんとて 御鏡に

写せばふづく翼あり

イブキド曰く このハタレ鵺脚持ちぞ


化け技に たぶらかす者 皆斬らん!


ときにクスヒがクマノ神

招けばカラス 八つ来たる

ここにハタレの霊を絞り誓い留めて

潮浴び 影映すとき 六十万たり人なるは

みな民となる


サすらでも はたれもはなげ 

みつたらず かかんなすかも 

てだてツき

かれ のんてんも あにきかず

ひつきと我は あわも照らすサ


かかんのんてん かかんのんてん

かかんのんてん かかんのんてん




12 オロチ退治(ソサノヲとイナダ姫の出会い)


粗金の 土に落ちたる放浪男の

天の畏れの簑笠も 脱がで休まん

宿もなく 地にさまよいて咎めやる 

摺りやわごとに辿りきて 

ついにネの邦サホコなる


弓削の祖師守 ツルメソが宿に

つぐむや 血脈の虫

サタのアレ長 アシナヅチ

ソヲのテニツキ 八女産めど

生い立ち枯ぬる悲しさは 

ヒカワの上のヤエ谷は

常に叢雲たち上り

ソヒラに茂る松榧の中に

八岐のオロチいて

ハハヤカガチの人身御供と 

恙せられるる


七娘 残る一人のイナダ姫

これも喰まんと 両親は 

手撫で足撫で 悲むとき

ソサの尊の 神問いに 

明らさまにぞ 答えけり


「姫を得んや」と いや問いに

「御名は誰ぞ」と うら問えば

「天の弟」と顕れて 

契りを結ぶ イナダ姫

病める炎の 苦しさを

袖脇裂きて風いれば 炎も冷めて快く

童の袖の 脇開けぞ


姫は弓削家に隠しいれ 

ソサはやつ身の姫姿

ゆずのつげ櫛 髷に刺し

山の桟敷に八搾りの酒を醸して

待ちたまう 八岐頭のオロチきて 

八槽の酒を飲み酔いで

眠るオロチを つたに斬る

ハハが尾先に剣あり

ハハムラクモの名にしあう





1 それわかは(ホツマツタヱの冒頭)


それわかは ワカ姫の神

捨てられてヒロタと育つ

カナサキの妻の乳を得て

あわうわや 手打ち潮の目


生まれ日は 菓子御食供え

立ち舞や 三冬髪おき

初日餅 天地の敬い

桃に雛 菖蒲に粽

棚機や 菊栗祝い

五歳冬 男は袴着る 女は被衣

言葉を直すアワ歌をつねに教えて


あかはなま いきひにみうく

ふぬむえけ へねめおこほの

もとろそよ をてれせゑつる

すゆんちり しゐたらさやわ


アワの歌 カダガキ打ちて 引き歌う

おのづと声もあきらかに


五臓六腑緒 音声分け

二十四に通い四十八声

これ身の内の巡りよく

病あらねば永らえり

スミエの翁 これを知る


あかはなま いきひにみうく

ふぬむえけ へねめおこほの

もとろそよ をてれせゑつる

すゆんちり しゐたらさやわ


おのづと声も明らかに

五臓六腑緒 音声分け

二十四に通い 四十八声




2 穂虫の祓い(厄災を祓う三十二音の歌)


しかるのち イサワの宮に侍るとき

キシヰの稲田 穂虫に傷むを嘆き

ある形 告ぐるイサワの大御神

アマのマナイに御幸あと民の嘆きに


ムカツ姫 急ぎキシヰに行きひらき

田の東に立ちて 御仕草に仰ぐ

ワカ姫 歌詠みて 祓い給えば

虫去るを 三十女を両手に佇ませ

各々共に歌わしむ稲虫祓う 和歌の呪い


たね はたね うむすぎさかめ まめすめらの

ぞろはもはめぞ むしもみなしむ


種 葉種 大麦小麦 角豆 大豆小豆等の

稲葉も喰めぞ虫も皆鎮む


繰り返し 三百六十歌いどよませば

虫飛び去りて 西の海

ざらり虫去り 穢を祓い 

やはり若やぎ甦える 稲に実りて

ぬばたまの世の糧を得る御宝




3 まわり歌(前から読んでも後ろから読んでも同じ歌)


ワカ姫の心を留む タマツ宮

枯れたる稲の 若返る

ワカの歌より和歌の国

タマツの勅使 アチヒコを

見れば焦がるるワカ姫の ワカの歌詠み

ウタミ染め 思いかねてぞ勧むるを

つい取り見れば


「きしいこぞ つまおみぎわに ことのねの 

とこにわぎみをまつぞこいしき」


床に吾君を待つぞ恋しき


思えらく橋架けなくて結ぶやわ

これ返さんと帰らねば

言の葉無くて 待ちたまえ

後返さんと持ち帰り

タカマに至り諸に問う


カナサキ曰くこの歌は

返え言ならぬ回り歌

吾も御幸の船にあり

風激しくて波立つを

打ち返さじと回り歌よむ


「なかきよの とおのねふりの みなめざめ

なみのりふねのおとのよきかな」


波乗り船の音の良きかな


ワカ姫の歌も雅を返さじと

申せば君の詔

カナサキが船乗り受けて

夫婦なるなりヤス川の

シタテル姫と 末永く




4 とこみき(床神酒 ウヒチニ様とスヒチ様の結婚式)


真榊の植え継ぎ五百に満つる頃

世継ぎの男神ウヒチニのスヒチを入るる

最愛の その元おりは

コシ邦のヒナルの岳の神宮に

木の実をを持ちて在れませば 庭に植え置く

三歳のち弥生の三日に花も実も

百なるゆえに モモ(桃)の花


ニ尊の名もモモヒナキ モモヒナミなり

雛はまだ人なる前よ キミはその

木の実に依て 男神は「木」女神は「実」とぞ

名付きます


成人なる後に弥生三日

神酒造り初め たて奉る

桃下に汲める神酒に月 映りすすむる

女尊まず 飲みてすすむる 後男尊

飲みて交わる床の神酒


身熱ければや 明日三朝

寒川浴びる 袖ひちて

ウスの煮心 またぎとて

名もウヒチニとスヒチ神


これも泥煮る 古事や

大き少なきウスの名も この雛形の

男は冠 大袖 袴

女は小袖 上被衣なり

この時に みな妻入れて

八十続き 諸民もみな妻定む



5 あなにえや(イサナギ様イサナミ様の天のアワ歌)


トヨケ大神 フトマニを味わえ曰く

五・四の歌 事を結ばず 

言挙げも女は先立てず

トツギとは 雌のニハナブリ 

尾揺れ鳴く 雄鳥鳴き去る

またある日 雄鳥装ふ

雌が知りて 相交われば


天よりぞ鳥に告げしむトツギ法

さらに帰りて 二神は 新たに巡り 

男は左 女は右巡り相歌う 

天のあわ歌


「あなにえや うましおとめにあいぬ」

時 女神応えて

「わなにやし うましおとこにあいき」

とぞ柔して天地を胞衣として 


ヤマトアキツス アワヂ島

イヨ アワ 二た名

オキ三つ子

ツクシ キビノコ

サド大島


生みて海川山の幸

木祖ククノチ カヤの姫

ノヅチも成りて あわ歌に

治むハラミの宮に居て


すでに八州のクニ生みて

いかんぞ君を産まんとて

日の神を生む

その御名を 大日霊貴とぞ称えます。


国麗しく照り通る

貴し日霊の子は留めずと

天に送りて天の貴と

御柱の道 奉る

彼にハラミを大日山 トヨケが変えて

日の神に「ワカヒト」と齊名を捧ぐ




6 むべなるや(アマテル神の誕生の言祝歌)


二十一鈴 百二十五枝 年キシヱ初日

ほのぼの出づる時 共に現れます

御形の 円の卵 訝しや

大祖翁のヤマスミが 言祝ぎ歌う


むべなるや ゆきのよろしも みよつぎも

よよのさいわい ひらけりと


むべなるや 幸の宜しも 御世継ぎも

代々の幸い開けりと


おぼ夜すがらに 言祝ぐも 

三度におよぶ幸宜し


人の問わしの答えにも 

トヨケの神の教えあり

障るイソラの禊にて 胞衣の囲みは

オノコロの卵とならば幸よろし


珠の祝戸を開けとて イチヰの花の笏持ちて 

今こそ開く 天の戸や出づる若日の輝きて 

アマテル神の現れませる


シラヤマ姫は産湯なす

アカヒコ桑に引く糸をナツメが織りて

産衣の御衣 奉る


天にたなびく白雲のかかる

八嶺の降る霰 日隅に木霊

この瑞を 布もて作る八豊幡

八隅に立てて 君となる


むべなるや ゆきのよろしも みよつぎも

よよのさいわい ひらけりと


くり返し




7 そふきさき(アマテル神の十二人のお妃)


二十一鈴 百二十六枝 年サナト

弥生一日 日の山麓に新宮造り

天皇子は ヒタカミよりぞ遷ります


御二尊 縁女を御言宣

カンミムスビのヤソキネが 諸臣と議りて

クラキネのマス姫モチコ 北の典と   

その妹ハヤコ コマス姫 北の内侍


ヤソキネのオオミヤミチコ 東の典に 

タナバタコタエ 東の内侍


サクラウチが娘

サクナダリセオリツホノコ 南の典に

ワカ姫ハナコ 南の内侍


カナサキが娘の ハヤアキツ アキコは

シオノヤモアイコ 西の典

内侍は ムナカタがオリハタオサコ


乙下女はトヨ姫アヤコ

カスヤが娘 イロノエアサコ 南の乙下女

カダがアチコは 北の乙下女

ツクバハヤマがソガ姫は 東の乙下女ぞと


月に寄せ皇子は天日の位宣る

日の山の名も大山ぞ

かれ大山麓 日高見の安国の宮


東西南北の局は代わり宮仕え

その中一人素直なる 

セオリツ姫の雅には君も階段 

踏み降りて天下がる

日に向かつ姫 ついに入れます内宮に


カナヤマヒコがウリフ姫

ナガコを典に備えしむ。

これお 暦の閏月 皆機織りて操立つ


アマテル神の十二妃なり





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